PORTFOLIO
守秘義務のため、図面・データは一部加工・再構成しています。
仕様概要
背景・課題
本案件は、移動機器に接続し作業者が立ち乗りするための構造設計であり、「実使用に耐える構造として成立させること」が求められました。
一方で、以下の複合条件が存在しました。
設計判断が、安全性・操作性・製作性すべてに影響する案件でした。
技術的対応(ストーリー)
まず、連結部において剛結構造とした場合、走行時の路面変化や機体挙動に追従できず、構造全体の不安定化につながるリスクがあると判断しました。
そのため、上下および回転方向の可動性を持たせた構造を採用し、走行時の追従性と安定性を確保しています。
支持構造については、搭乗時の重心変動を考慮し、荷重が後方にかかる条件でも安定するようタイヤ配置を最適化しました。これにより、可動機構との組み合わせにおいても不安定な挙動が発生しない構成としています。
また、最低地上高については単一条件ではなく複数部位で異なる制約が存在していたため、各部位ごとに成立条件を整理し、全体として整合するよう配置を調整しました。
連結部材については、相手機器との取合い精度を優先し、加工方法および形状を選定しています。強度面では余裕を確保しつつ、製作実現性を重視した設計としました。
さらに、設計途中で複数回の仕様確認・調整が発生しましたが、3Dデータ・加工指示図・部品リストの整合性を維持したまま対応し、最終構造へ収束させています。
成果