- 業種
- 園芸用品分野(エンドユーザー向け製品)
- 用途
- 海外工場での試作・量産化に向けた設計データ整備
- 入力情報
- 外観イメージレベルのSTEPデータ/競合品実物
- 設計内容
- 3Dモデル再構築/強度検討/部材・購入品選定/2D製作図作成/設計コンサルティング
- 使用CAD
- SOLIDWORKS/AutoCAD
- 納品形式
- 修正済み3Dデータ(STEP)/2D製作図(PDF・DXF)
仕様概要
- 外観イメージSTEPデータからの製品レベル設計化
- 許容応力度法による構造強度検討(SS400相当)
- パイプ部材(外径・肉厚)の選定および比較検討
- 購入品(車輪・機構部品・クッション等)の参考型番選定
- 競合品分析による設計根拠の明確化
- 段階納品(外観→分解→最終図面)による開発最適化
- 多部品ASSY構成での部品図一式作成
背景・課題
本案件は、海外工場での試作・量産を前提とした製品開発設計支援です。
クライアントは外観デザインベースのSTEPデータを保有していましたが、以下のような課題がありました。
- 寸法精度/R角/肉厚/公差/材質が未定義
- 強度設計および組付成立性が未検討
- 工場が2D図面ベース運用のため製造不可
- 追加機能(運搬用途)に対する強度不足の懸念
- 輸送コストと耐荷重の両立が必要
つまり、「外観データ → 製造可能な設計データ」への変換が必要な状態でした。
技術的対応(ストーリー)
まず、オンライン打合せにて使用条件・荷重・製造前提を整理し、設計の前提条件を明確化しました。
さらに、競合品の実物を基に分析を行い、設計判断に「実物根拠」を持たせています。
▼設計プロセス
- STEPベースの3Dモデル再構築
- 構成/組付成立性の検証
- 強度検討(許容応力度法+安全率設定)
- 部材寸法・構成の最適化
- 購入品の選定および調達前提の考慮
- 2D製作図作成 → 中間提出 → 修正反映 → 最終納品
▼技術ポイント
- カタログ耐荷重に対し安全率を考慮した設計判断
- 外観を維持しながら強度を確保する寸法最適化
- 使用環境(芝生・ぬかるみ)を考慮した仕様提案
- 海外調達・量産を前提とした現実的な設計
また、設計範囲に留まらず、
- 機能追加時の構造影響
- コストと性能のバランス
- 開発方針の意思決定支援
といった上流の技術コンサルティングも実施しました。
成果
- 外観STEPデータから製造可能な設計データへ変換
- 強度成立性と安全余裕を両立した構造設計
- 海外工場でそのまま使用可能な2D製作図一式を構築
- 購入品選定により調達性と実現性を確保
- 競合分析に基づく説得力ある設計提案を実現
- 試作・量産フェーズへスムーズに移行
さらに、納品後も継続して技術相談に対応し、量産直前フェーズまでサポートしています。
提供価値
・外観データから製品化まで一貫対応
・強度検討に基づく「根拠ある設計」
・部材選定/購入品選定まで含めた実務設計
・海外製造・調達を前提とした現実的な設計力
・開発初期〜量産直前までの技術支援